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とある魔術の禁書目録17

舞台はイギリスへ。
インデックスの安全ピンだらけの修道服だけれど、歩く教会として復活させるのは無理でもせめて体裁だけでも針と糸で整えてあげて下さい。

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈17〉 (電撃文庫)とある魔術の禁書目録(インデックス)〈17〉 (電撃文庫)
(2009/03/10)
鎌池 和馬

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前巻を思い返しては、後方のアックアはこんなところで死ぬなんて勿体なさすぎると惜しみ悼んでいたのですが、何と今巻にて、ウィリアム=オルウェル再登場!
かっこ良すぎる……!
弱きを守り強きを挫く、英雄じみたこの男。前巻で惜しいと思わされたのは今巻の為の仕込みだったのか。
エリザートとキャリーサによって不吉なフラグが立っていますが、それが死亡フラグにならないように切に祈ります。

・天使の術式
御使堕し(エンゼルフォール)、法の書、神の右席、風斬氷華、カーテナと天使の名がよく見られます。
御使堕しの一件により天使の凄まじさは知らされたところですが、例えば当面の敵であるローマ正教の神の右席・右方のフィアンマはミカエルの力を宿し、イギリスは国を守る為に擬似的に天使長と天使軍を作り出すシステムを擁している。さらには学園都市の長アレイスター=クロウリーの正体は天使の術式を記した法の書の著者、20世紀最高にして最低の魔術師エドワード=アレクサンダーその人であり、何らかの目的で風斬氷華、一方通行と科学的に天使を作り上げる事と目論んでいる……と、物語は天使に収束されるように見えます。

フィアンマが今狙っているのはカーテナでいいのかなあ?
イギリスのあれって何だろう?
上条当麻の幻想殺しと禁書目録も目当てであるようだけれど、幻想殺しは他の物と組み合わせられるようなものではないと思うのだけれども。
そもそも、幻想殺しとは何なのか。異能を打ち消す異能の力、幻想を現実に還す力……型月世界のルールを持ち出してしまいますけれど、幻想殺しは、魔力は外界に出すと気化して消えてしまう、幻想は現実を侵食するが故に世界に修正されて消されてしまう、といった世界の修正力の一端であり、上条当麻の右腕はその力を現実に留める楔であるとか、何らかの過ちでその法則に引っかかって常にその力を具現化させているなどと考えたりもしたのですが、やっぱり十六巻の318頁にあるように最高の奇跡であるが故にあらゆる奇跡を無効化させられるものであると考えた方がいいのかなー。
ミカエルに対応して一方通行の黒い翼の力はルシフェルだったりしないかなとかちらりと過ぎったりしますが、まあ綿密に詰めて先まで考えて書かれているものを、表面をパラパラ読んだ程度であれこれ考えても仕方がないか。

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